一寸いい話

 

            61・62 

                                                                      2021・9

 

 

 

 1                旅籠屋 

     

    馬の餌を入れる籠から転じて、人間の食事や旅に必要な

    ものを表すようになった。  

 

 1       恨?・ハン

  

    韓国語で恨とは日本で言えば「わび」や「もののあわれ」   

    に近い悲壮美で、韓国文化の根底にあるもの。

  

 1       AI

 

   AIが人間を凌駕する時が来ても、人間には「楽しむ」という

   ことがある。

             望月正行・プロバックギャミンプレイヤー

 

1      顔 

 

   「顔は、からだの魂である」

            ウイットゲンシュタイン「反哲学的断章 」

      顔は、魂の現れ、心の表面でなく、あくまで「からだの

     魂」なのだと。

              「折々のことば」

                朝日 2021・9・29

 

1        教会

 

      ギリシャ語でエクレシア。

     人々が集まるという意。

     フランス語ではエグリーズ。 

 

1           年金 

 

      日本の年金は人々の暮らしにふさわしい金額か。

         モデル年金・・月・22万496円。   

          老後の一人当たり生活費

             6年年代・・28万円  

             70年代・・31万円 

         

          年金平均受給者数

             15~20万未満・・261万人      

             20~25万・・・・436万9884人

             25~30万・・・・・28万778人

             30万以上・・・・・・・1万7626人

                   ・・・

          厚生年金月30万円以上・・男性全体の約0、17%    

                       ここ2・3年の統計。

                           出典・年代不明。                                       

 

1       「政府を批判しない新聞は存在する価値がない」                        

             ワシントンポスト紙を率いた

                 故・キャサリン・グラハム

                       

 

1        かって寄席でよく聞いた落語の名人

                    桂 文楽

                    古今亭 志ん朝

                    三遊亭 円生

                    三遊亭 円楽

                    月の屋 円鏡

                    (後の橘家円蔵)

                   なつかしく思い出す。 

                        

 1               最近読んだ俳句と言葉   (朝日新聞)                  

 

             平和とは不戦にあらず桐一葉 

                     (川崎市) 杵渕有邦

             彼岸花人は己の死に会えず 

                     (高松市) 桑内 繭

                         

       「品行は直っても品性は直らない」         

               小津映画  原 節子の台詞

 

       「音楽家は大衆に奉仕するもの」 

                オイストラフは身をもって示した。

                   辻 久子(ヴァイオリニス)

                        (21・10・11)

 

1                         人の評価        

 

      「評価されようと思うなよ。人は自分の想像力の範囲

      内に収まるものしか評価しない。」

                花田 春兆 障害者運動家・俳人   

                  朝日 「折々の言葉」

                        2021・10・30

 

1          「他界」 

    

      最近亡くなられた瀬戸内寂聴さんの言葉。

     「あの世があるのかないのか、聞かれても答えられないが、

      近頃ようやく『死』は『無』になるのではなく、『他界』 

      移るような気がしてきた。」

 

       寂聴の名は今東光(中尊寺貫主)が名付けたもので、出

      家した心は乱れなく、仏の心が聞こえてくるという意味

      の「出離者は寂なるが梵音を聞く」による。

      瀬戸内さんの墓碑銘は「愛した、書いた、祈った。寂聴」。

      瀬戸内さんの法話に「忘己利多」(もうこりた)がある。

      これは「己を忘れ他を利する。人を幸せにすることもっと

      も高尚」と説いた。  (天声人語・21・11・12)

                     ご冥福を。

       

          木枯らしにひょいと乗りたる寂聴尼

                   群馬県みなかみ町

                       長浜 利子

                    (朝日俳壇 21・11・28)

 

1         特効薬 

     

       「酒は心に、薬は体に。」

 

1         「Que sais je」

         

           フランスの文庫本の名。

      「私は何を知っているか。何も知らないではないか。」

      と問うことば。

 

1          黒いピアノ 

 

       ももとピアノは木目が出ていた。しかし日本は湿気が

      強いので漆で黒く塗装した。これがヨーロッパにも広

      がったとのこと。

 

1       失敗も個性のうち。あまり気にするな。 

 

      「失敗のない人生は、それこそ失敗でございます。

              ある古老の言葉。天声人語 21・11・24 

 

      「本気の失敗には価値がある。」 

             宇宙工学 JAXA所員 内山 宗 

                       同上

 

1           ミス・コン

 

      最近はミス・コンも風当たりが強くあまり聞かなくなった。

           ルッキズム・外見至上主義

           セキシズム・再差別を助長する。

      と批判される。 

          ・・・・・

       とはいえ、才能の優劣は維持される。学校の試験、会社の

      人事評価。それも撤廃されたら楽しい世の中になるかな? 

                      (21・11・29)

 

 

 

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